◆刺しゅう一針に込められているもの

パレスチナの女性たちの民族衣装は、襟元、胸、袖、裾に施された豪華な手刺しゅうが特徴です。
かつて、女性たちは自分の衣装を好みの刺しゅうで飾りました。
パレスチナの刺しゅうはすべて手で刺しゅうされていて、一針一針大変な時間と手間がかかっています。
色や模様には作り手の独創性が入っていて、一点ものが少なくありません。
伝統的な模様には花や木、星や月などの生活の身近にあるものをデザインしたものが多く見られます。
同じものをデザインしても、町や村によって少しずつその形は異なり、その人が身につけた衣装の刺しゅうを見れば、
出身地がわかると言われています。